愛のセレンディピティ
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2021年9月15日
2.愛と結婚にまつわるセレンディピティ現象(2)
引き続き、ニコールの鑑定をリピートしてくださっているお客様からの聞き書きや手記をご紹介します。いずれも恋愛、あるいは結婚に際して起きた、セレンディピティ的な要素をはらんだ体験談です。
※本文中に登場する個人名などは全て仮名です。
間違えて飛び込んだパーティ会場で、運命の出会いを果たしました!
千草マナミさん(仮名)・32歳・東京都江戸川区
今、付き合っているひとつ年上の男性と来年の春、挙式予定なんですが、そもそもこの出会いは私の勘違いから生まれました。
じつは去年の秋、クラブを貸し切って行われたあるパーティに呼ばれまして、そこにはお医者さんとか弁護士とかの独身男性も参加すると聞いていたもので、メイクもドレスもここぞとばかりに決めまくり、鼻息も荒く会場へ向かったわけです。
ただ、その時は知人のツテで参加させてもらうことになっていたので、ちゃんとした案内状などは一切持っていませんでした。おまけにその知人というのがかなりズボラなところがある女性で、前もって伝えられていた会場と時間が何かの都合で変更されたのに、そのことをフォローしてもらえないまま当日を迎えてしまったのです。
何ヶ月も前の情報を鵜呑みにして、直前まで確認しなかった私も悪いのですが…。
それで肝腎の変更については何も知らされないまま、最初に会場に指定されていた店を見つけて飛び込んでしまったわけなのですが、これまた紛らわしいことにその晩、そこでは別のパーティが催されていました。
参加費用を払って名簿に記名しただけで受付もあっけなくスルーしたため、自分が間違った場所にいることに気づくまでかなりの時間を要しました。その後、誘ってくれた女性に電話したのですが、腹立たしさとともに面倒くささが先に立ってしまって結局、そのまま居座ることにしました。
(せめてここの飲み食いで元を取ってやるわ!)
と、ヤケクソの気持ちでグラスを干していました。そんな時、見知らぬ男性に声を掛けられたのですが、何を隠そうそれが今の結婚相手です。
向こうも退屈していたみたいで、ひま潰しのおしゃべりを続けているうちに、「じつは私、パーティ会場を間違えてここへ来ちゃったんですよね」と正直に打ち明けたら彼、腹を抱えて笑い出して、それから2人の距離が一挙に縮まりました。一緒に会場を抜けだして、食事とお酒を楽しんで、それを境に交際が始まって…気がついたら左手の薬指に念願のエンゲージリングが輝いていました。
彼は医者でも弁護士でもありませんが、それなりに名前が通った企業の正社員です。私にしたら上出来の旦那様だと満足しています。こういうのが、「赤い糸の縁で結ばれた相手」というのでしょうか。
ニコール霊能者の先生からのコメント
ご紹介した体験と似たような話にはたまに遭遇することがあります。状況などのディテールは様々ですが、通常であれば足を踏み入れることがない場所や人の集まりへ何かの手違いで出入りしてしまい、それがきっかけで運命の相手と出会ったというパターンです。セレンディピティの基本を示しているとともに、「縁」に関わる特殊な力が働いていたことは間違いありません。