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愛のセレンディピティ

愛と結婚にまつわるセレンディピティ現象

2021年8月31日

2.愛と結婚にまつわるセレンディピティ現象(1)

引き続き、ニコールの鑑定をリピートしてくださっているお客様からの聞き書きや手記をご紹介します。いずれも恋愛、あるいは結婚に際して起きた、セレンディピティ的な要素をはらんだ体験談です。
※本文中に登場する個人名などは全て仮名です。

居酒屋さんの張り紙を見て、思わず結婚しちゃいました(笑)

長瀬貴久恵さん(仮名)・29歳・千葉県松戸市

一昨年、学生時代の同窓生と結婚したのですが、その馴れ初めが少し変わっていました。じつは今の旦那は昔、私が友人のために恋の仲立ちをしてあげた相手だったのです。おまけにその2人は卒業後も交際を続けて結婚寸前まで行ったものの、男の側に経済的な問題があって、最後の最後でダメになっちゃったんです。その別れ話の場にはどういうわけか私も同席させられて、とても居心地の悪い思いをしましたが、それがどうしてその男と結婚しちゃったの?と問われると、いまだに答えに窮するところがあります(笑)。

今から10年前、大学生だった私はある日、A奈という子から頼み事をされました。

「H君と付き合いたいんだけれど、ちょっと自分からは言い出しにくいんだよね。私のことをどう思っているのか、それとなく聞いてくれないかな」

H、つまり私の旦那は当時、同じスポーツ系サークルに所属していた仲間の1人で、一見背が高くて見てくれが良いので周りの女の子たちからチヤホヤされていました。ただ、私自身は全く好みのタイプではなかったので、単なる知り合いの1人として接していたんです。…というか、Hに対してまるで関心がなかったので、むしろ他の男子の場合より冷ややかに接していたかもしれません。

一方、彼に本気で恋をしていたA奈はそこに目を付けたみたいでした。(喜久恵は恋のライバルじゃないから、上手くやってくれるかも!性格もかなりお人好しだし!)と、そんな虫の良い考えだったのではないでしょうか。別に断る理由もなかったので、素直にA奈の頼み事を聞いてあげました。そして私が恋のキューピットになった形で2人は付き合い始めたのです。

卒業後もごくたまに3人で会ってお酒を飲んだり、一緒に遊びに行ったりしてたのですが、そんなA奈とHの間で結婚の話が持ち上がったのが4年前の夏でした。「挙式では必ずスピーチしてね♪」と彼女に満面の笑顔で言われて、こちらもすっかりその気になっていたら、それから数ヶ月ほど経ったある晩、今度はHの方から唐突な連絡がありました。

「A奈が俺と別れると言っているんだ。なんとか彼女を説得して欲しい!」

いきなりそう言われて、こちらは目が点でした。
(なんで2人とも私を頼るのかな…)
つくづくうんざりしたものの、A奈とHを結びつけた行きがかり上、無視を決め込むわけにもいかず後日、場所を決めて3人で会うことにしました。

そして、その場で初めて聞かされたのは、Hが勤め先の会社を解雇されそうになっているという事実でした。(そりゃ、結婚は無理だよ…)と呆れましたが、今さらどちらか一方に肩入れすることもできず、ひたすら2人の言い分を聞かされ続けました。

その後、A奈は「家族のことで大切な用事があるから」とあっけなく立ち去って、私も続いて席を立とうとしたら、「無理に呼び出したお礼に、せめて御馳走させて欲しい」とHに強く袖を引っ張られちゃって…。

気まずい空気になることは必至なので、普通ならそんな申し出、まず断りますよね。でも、その時はこちらもちょっと別のことで気持ちがへこんでいて、何となくそのまま帰りたくない気分だったんです。それにちょうど空腹だったこともあり、(まあ、イイか。コイツは私のことを心から信頼しているみたいだし、少しは可愛いところもあるじゃん)などと思いながら、気易くその誘いに応じたのです。

連れて行かれた居酒屋では、死ぬほど愚痴を聞かされるかと覚悟しましたが、予想に反して彼は口数も少なく、ひたすら恐縮した顔付きで丁寧にもてなしてくれました。やがてお酒が進むと、HはA奈に対する未練などは一切口にせず、自分の勤め先の現状であるとか再就職のことを含めた今後の展望などについて物静かに話し始めたのです。どういうわけか私はこの時に初めて、彼を異性として意識してしまいました。明らかに痩せ我慢しているその姿に、一種の侠気(おとこぎ)みたいな美学を感じたのかもしれません。

なおその説明を聞く限り、勤め先を解雇されることについては彼自身にほとんど落ち度はなく、純粋に経営上の人減らしであると分かりました。

そんな感じでお互いに少しずつ打ち解けて話すうちに、ふと店内の片隅に張られていた筆書きの人生訓みたいな短冊が目に留まりました。そこには「捨てる神あれば、拾う神あり」と書かれていたのですが、何だかそれが私に宛てたメッセージのように感じました。

それからしばらくは主にLINEやメール、ごくたまに電話で近況を伝え合うような仲となり、正式に付き合い始めたのは結婚する半年ほど前からです。その間、Hの再就職が決まったり(以前よりもランクの高い同業種の企業に採用されました。今どき、ちょっとした奇跡です!)、A奈が新たに知り合った男性と結婚したりと色々ありましたけれど、私とHの結婚生活はとりあえず平穏無事です。

最近、学生時代の旧友たちの間で、A奈が私について芳しくない噂を流していることを知ったのですが、正直なところあまり気になりません。それどころか彼女の家庭はあまり上手く行っていないのではないか、と心配しているくらいです(お人好し過ぎるでしょうか?)。

以上、この話がセレンディピティに該当するのかどうかは分かりませんが、ニコールのスタッフさんから「是非に!」とお願いされたので拙い文章を記してみました。

ニコール霊能者の先生からのコメント

無価値と思われていた物事に新しい価値を見出して、それを足掛かりに今まで想像しなかった方向へ発展していくという開運の流れは、セレンディピティ現象の定番です。

例えばこれについてよく引き合いに出されるのが抗生物質のペニシリン発見までのエピソードなのですが、その発見者であるイギリスの医師、アレクサンダー・フレミングは当初、ブドウ球菌の研究をしていました。そんな彼はある時、菌を培養していた容器内に青カビを発生させてしまい、そうなってしまうともう実験には使えないのでいったん捨てようとしたのですが、その培養器内を眺めて驚愕しました。

なぜか青カビが生えている場所だけ、ブドウ球菌が繁殖していないことが分かったのです。フレミングはそれを機に研究目標を変え、青カビの成分から抗生物質を抽出することに成功しました。

人間を青カビに例えてしまうのは失礼かもしれませんが、このエピソードと同様の事象が体験者の身にも起きたのだと言えるでしょう。今は旦那さんとなっているHさんを、妻の喜久恵さんはずっと恋愛対象としては見てこなかったのに、別の女性との別れ話に同席させられたことをきっかけに初めて1人の男としての価値を見出し、最後は幸せな結婚生活へと発展させることができました。

霊視の結果を詳しく書くようなことは必要ありませんので、喜久恵さんと旦那さんは過去世でも恋人もしくはご夫婦の関係で、元から縁の深い魂同士であるとだけ付記しておきます。ソウルメイトの出会いパターンとしてもなかなか興味深いお話です。

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