霊の辞典

霊感を高める方法 その四
パワースポットへ出かける
パワースポットとは、生命や活動の源となるエネルギーが集中している場所を差し、「気場」「聖地」などとも呼ばれます。山や川、滝など自然のパワースポットの他、人工的なパワースポットとして、京都の街全体や皇居、沖縄の首里城などが挙げられますが、これらは国を支配する王者がパワーを発揮できるよう、風水師によって設計されたものだからです。
また、神社仏閣がパワースポットである理由には諸説あり、ひとつは王者の住まいにパワーを集めるための通り道に建てられているという説。もうひとつは古代人が自然にパワースポットを見出して建てられたという説です。
エネルギー=波長であり、波長には「共鳴の原理」があります。例えば同じ周波数の音叉を並べてひとつ鳴らすと、もう一方には手をふれなくても鳴り出すのが「共鳴」と呼ばれる現象。
これは土地と人間の関係にも当てはまり、エネルギーの高い土地へ行くことにより、その人自身のエネルギーも共鳴して高まります。そして、自ずと霊感も高まるのです。
神社には「縁結び」「商売繁盛」「学業成就」など、得意とするご利益ありますが、そのエネルギーに共鳴してエネルギーを自分の心身で受け取ってこそ、ご利益が現れます。ただ単にその神社を訪れ、参拝すればいいというわけではありません。
エネルギーを受け取るための、パワースポットでの注意点を述べましょう。
- ひとりで出かける…
誰かと一緒に出かけると、話をしたり、相手のペースに合わせたりすることで、パワーに波長を合わせるのが難しくなってしまいます。 - 携帯電話はOFFに…
メールや電話が来ると、上記と同じ理由で波長が合わせにくくなります。電源を切るか、携帯電話は持参せずに出かけましょう。 - パワースポットではリラックスを…
念願のパワースポットへ来たからと言って、はしゃいでいるようではいけません。目を閉じ、深呼吸をして、脳にα波が出るような状態を作りましょう。
パワースポットを見つける
有名な神社仏閣や霊場ばかりがパワースポットではありません。近所の神社仏閣、公園などの緑のある場所といった身近な場所にも、心が落ち着き、エネルギーが満ちて来るような場所があるかもしれません。特に近所の神社は「氏神様」といって、最も大切な神様です。初詣に遠方の神社へ出かける場合も、まずは氏神様へご挨拶を。また、引越しをしたら、必ず近所の神社へ出かけ、ご挨拶することが大切です。ちょっとした霊感が働くようになり、良い出来事も続くようになります。
五芒星を描く
魔術の世界では「五芒星」もしくは「ペンタグラム」と呼ばれ、非常に重要な記号です。デンマークのカステレット要塞、北海道の五稜郭、長崎市の市章は五芒星をもとにしたものです。
五芒星は世界中で守護の記号として使われてきました。その起源は非常に古く、紀元前のメソポタミア時代の書物に、すでに登場しています。後のヨーロッパでは五芒星のそれぞれの頂点に「火・水・風・土・霊」を対応させる考え方が定着しました。
日本では平安時代の陰陽師、安倍清明がこの記号を魔除けの呪符として使用しました。そのため、彼の名前を取って「セーマン」とも呼ばれます。 また、明治時代になると、大日本帝国陸軍では大将から兵卒まで軍帽に五芒星が刺繍されていました。これには、弾除け(多魔除け)の意味があったという説が残されています。
霊感を働かせたいときは、この五芒星を左の手のひらに右の人差し指で描きましょう。 ただし、「上→左下→右→左→右下→上」と描くようにしてください。これを「上→右下→左→右→左下→上」と描いていると、霊感が冴えなくなるばかりか、邪悪なものを解放させてしまうことになります。
新しい服に念を送る
新しい服を下ろすときは、前日の夜に次の準備を行いましょう。その服を身につけると霊感が高まるようになります。
- 新しい服や靴を机の上に置きます。
- 服の上に白いハンカチを置き、銀の硬貨を置きます。
- 硬貨の上に粗塩をひとつまみ置きます。
- そのまま一晩置いてから身につけ、粗塩は出かける前に玄関にまきます。
水晶を持ち歩く
水晶(クリスタル)という名前は、ギリシャ語で「澄み切った水」を意味します。古来より世界各地で儀式の道具やお守りとして崇められてきました。潜在能力を引き出す力があり、霊感だけでなく、創造力や洞察力も深めます。水晶のアクセサリーを身につけたり、原石をバッグやポケットなどに入れたりして、常に持ち歩くと霊感が高まるでしょう。