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波動探訪~霊能者が土地の気を読む

東京都豊島区~サンシャイン周辺

東京都豊島区(池袋)~サンシャイン周辺

第二話で訪れた土地は、東京都豊島区の池袋。超高層ビル『サンシャイン60』のあるあたりには1970年まで巣鴨拘置所(注)があり、太平洋戦争後にGHQに接収されると『巣鴨プリズン』と呼ばれるようになりました。戦時中にはゾルゲ事件の主犯であるリヒャト・ゾルゲの死刑が執行され、太平洋戦争後には東條英機などの戦犯もここで死刑に。霊の目撃談なども数多くあり、東京都内でも指折りの心霊スポットになっています。血塗られた過去を持つサンシャイン60のビル周辺を、電話占いニコールの霊能者が霊視します。

電話占いニコールの霊能者とスタッフがサンシャイン60を訪れたのは、どんよりとした曇り空が広がる某日。待ち合わせ場所は、サンシャイン60のビルに隣接する東池袋中央公園です。到着すると、こちらに手を振る電話占いニコールのスタッフの姿が見えました。サンシャイン60に程近いこの公園は、巣鴨拘置所の処刑台があったところ。処刑場だけは建物が建てられることなく、公園へと生まれ変わっていました。公園内には戦犯慰霊碑『平和の碑』が建立され、この地で処刑された霊たちを慰めています。私も石碑に向かって手を合わせ、霊に祈りを捧げました。

真摯な態度で波動を読みとると、周辺に漂う波動は身震いするほど冷たく、重苦しく、そして乱れています。私の魂に直接流れ込んできたその波動に、血の気が引く思いをしました。 電話占いニコールのスタッフも何かを感じ取ったようにブルブルっと身震いし、「先生、寒い。ゾクゾクします。なんだか嫌な気分です…」と言いはじめました。“死”というものから放たれる波動には、生きている者を震撼させるほどの冷たい“気”があります。その気を敏感に感じ取り、電話占いニコールのスタッフは“霊あたり”を起こしてしまったのでしょう。

私は彼女の背中をバンバン音が鳴るほど大きく叩き、霊を外しました。しかし、忍びよる霊を彼女の背中から外しても、すぐにまた寄ってくるのです。なにしろこの空間には霊が多すぎます。吸い寄せられるようにして、霊がやって来るのです。私は彼女をうながし、その場を後にすることにしました。ほんの数十メートル歩いただけで彼女の顔色はよくなり、私もホッと一安心したのですが、次に訪れたサンシャイン60にもまた問題があったのです。

サンシャイン60は60階建てのビルですが、これは巣鴨プリズンで処刑された60名の戦犯の魂を供養するために数を合わせているのだとか。つまり商業施設であるこのビルも、供養塔の役目を果たしているのです。処刑された60人の念が色濃く残っているのはもちろんですが、それらと関係のない霊も引き寄せられるようにこの場に集まってきています。また、このビルの建設中にはたくさんの方が亡くなっているともいいますし、怖い噂が絶えずあり、霊の目撃談があるというのも非常に頷けることなのです。

「階段を駆け上がって屋上から身投げする人影が見える(しかし、行っても遺体はない)」「人魂を目撃した」「軍人の霊を見た」「うめき声が聞こえる」「寒気がする」「誰もいないはずなのに気配を感じる」「空間がよどんでいるせいか、視界が白っぽく見える」…などなど。

サンシャイン一帯は、やはり波動が重苦しいうえに乱れています。元気なときに訪れるのであれば、その影響を多分に受けることはありません。しかし、体調の悪いときやネガティブ思考にとらわれているときに訪れると憑依される危険性もあり、危ない場所だといえるでしょう。また、ふとした気のゆるみが霊の憑依を許してしまうこともあります。邪悪な気持ちでここを訪れると、たくさんの霊を連れて帰ることになりかねません。訪れる際は注意すべきでしょう。

ところで、霊の持つ陰の気が水に感応しやすいことから「水場は霊を集める」といいます。そんな理由からか、「サンシャイン60上部にある『サンシャイン水族館』は、池袋の霊たちを集まる目的で作られた」という説が一部でささやかれています。これは、たくさんの霊を呼び寄せてしまう磁場が池袋にはあるため、できるだけ一つところに集め、鎮める必要があるからだとか。

私も霊視してみましたが、なるほどサンシャイン水族館には漂うようにたくさんの霊が集まっています。それらの霊たちは水場にいて安心しているためか、私にはどこか安堵の表情さえ浮かべているように見えました。

(注) 巣鴨拘置所:巣鴨拘置所、巣鴨プリズン、東京拘置所…と名前を変えてきた拘置所。1971年に東京拘置所は葛飾区小菅に移転し、その跡地に建てられたのがサンシャイン60のビル。処刑場のあった場所は、豊島区立東池袋中央公園になっている。霊的作用にくわえ、治安の観点からも、夜に立ち入るのはとても危険。

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