コラム
2022年3月3日
簡単・邪気払い 第2回
道具不要!霊能者が教える簡易除霊術
連休などに、どこかに泊まりがけで出かけようと計画される方もいらっしゃることでしょう。そんな旅行先の宿でも、道具を使わずに簡単に出来る除霊の方法をお伝えします。これらを覚えておくことで、日常の生活にも使えますし、暗い夜道を歩いている時にも応用できます。特に霊感の強い人や、感覚の鋭い人にはお勧めです。
除霊と言っても
お坊さんや霊能者のようにきちんと修行をし、霊験あらたかで浄霊をするということもあります。しかし毎回、霊能者のところにお願いするには時間もお金もかかります。今回お伝えするものは、何かしら空気や雰囲気に違和感を覚えたり、空気が体に重く感じたり、このままではせっかくの旅行を楽しめないという時に緊急的に可能なものです。
柏手を打つ
神社へお参り行く時に、二礼二拍手一礼をされると思いますが、両方の手の平を打って音を出すということを、柏手(かしわで)を打つと言います。この柏手の音やその行為に、重たく嫌な空気やエネルギーを一掃する力があると言われています。
やり方は、宿泊をする部屋などの真ん中に立ち、丹田(おへその下あたり)に力を入れ、両足を肩幅に広げて立ち、深呼吸をした後に柏手を打ちます。柏手を打つときのポイントですが、胸の辺りで「パン!」と大きく打ちます。その時、響く音に違和感を感じるようでしたら、音の感じが変わるまで打ち続けます。
この際に、窓を少し開けておかれると良いでしょう。部屋だけでなく、トイレや洗面台など、その部屋の各場所にて同じことをしながら、部屋を回っていくと良いでしょう。
トーニングで気を整える
トーニングとは聞き慣れていない言葉だと思いますが、トーニング=声だけで「調子を整える」ということを指します。このトーニングは柏手と同じように、その場の重たいエネルギーを一掃するような力があります。
その時に使う言葉ですが、自分が声を出してみて、気持ち良い母音を見つけておくと良いでしょう。「あ」「う」や、「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」などがトーニングの言語には適していると思います。やり方は、一つの音で声を長く出し、その場に振動させるようなイメージで、一息で声を出し切ります。部屋のご自身のしっくりくる場所で構いませんので、肩幅に足を広げて立つ、或いは椅子に座るなどします。
呼吸を整え、息を吸ったら「うーーーーーー」と小さく長く続くように声を出します。その時に口から出るその音が、波に乗って、部屋の隅々まで行き渡るようなイメージを持ちます。苦しくなったら、再度息を吸って「うーーーーーー」と声を出していきます。このトーニングは小さな声でも効果がありますので、柏手のようにパッと見はわからないのが特徴です。周りの人達に知られずに浄化したい時はお勧めです。
真言を唱える
「ゾクゾクして怖い。」「何かしらの霊障が感じられる。」など、怖い体験をされた場合は、真言を唱えましょう。その中でも強力なのは、不動明王の真言です。
明王は密教特有の尊格で、大きな力を持っています。その明王の中でも特に中心的な尊格である不動明王は、密教の根本尊である大日如来の化身であり、強力な力を有しています。不動明王は煩悩を抱えて最も救い難い衆生を力ずくで救う為に、怖い顔に姿を変えているのです。悪霊を退治する力にとても長けていらっしゃる仏様です。
その不動明王のお力をお借りして助けてもらうために、真言を唱えます。やり方は、口に出しても、心の中でもどちらでも構いません。安易に唱えるのではなく、厳かな気持ちで唱えましょう。唱える回数ですが、短くて3回は唱えた方が良いでしょう。こちらも自分の気持ちがスッキリするまでで構いません。
不動明王の真言
のうまく さんまんだ ばざら だん せんだ
まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
更に、光明真言も加えて唱えると、効果がアップします。光明真言は、あらゆる災難や厄災を取り除くご利益があります。また、邪気を払い、悪い因縁や悪霊も祓うことができます。不動明王の真言と同様に、唱える回数は短くて3回は唱えた方が良いでしょう。自分の気の済むまで、唱えてみましょう。
光明真言
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら
まにはんどま じんばら はらぱりたや うん
真言は、口に出しても、心の中で唱えてもどちらでも構いません。重要なのは、何となく口ずさむというのではなく、心を込めて唱えることです。
今回は、道具を使わずにその場で出来る除霊についてお話ししました。霊感が強い方も、そうじゃない方も、参考になればと思います。