愛を邪魔する霊障

第1話 新婚家庭にやって来る、病死した前妻の霊

会社帰りのスポーツクラブで知り合った男性、弘樹さん(35才)に一目ぼれした涼子さん(30才)。彼女の方から声をかけて親しくなり、お酒を飲みに行きました。初めてのデートではしゃぐ涼子さんに対し、ちょっと固い表情の弘樹さん。(私といてもつまらないのかしら)と涼子さんが不安に思い始めた頃、弘樹さんは打ち明けたのです。
「実は僕には4才の娘がいるんだ。妻は病気で二年前に亡くなった。今は近所に住む母に協力してもらいながら娘と二人で暮らしている」
驚きで、うまい答えが見つからない涼子さん。弘樹さんはさらに話します。「スポーツクラブで君と話ができるようになってから、楽しくてたまらなくなった。僕の事情を聞いても嫌じゃなかったら、つきあってほしい」
彼の真剣な目に心を打たれ、涼子さんは微笑みながら頷いていました。

それから一年後、二人は結婚。子供のいる男性との結婚を最初は反対していた両親も、弘樹さんの人柄を気に入り、最終的には祝福してくれました。娘の麻衣ちゃんもすぐに涼子さんに懐いてくれ、幸せの絶頂だった彼女ですが…。
ある日、弘樹さんから残業で遅くなると連絡があり、涼子さんと麻衣ちゃんで夕食を食べていました。おかずは麻衣ちゃんの大好物の鶏の唐揚げ。それまでおいしそうに食べていた麻衣ちゃんが急にガクンと頭を下げ、動かなくなりました。慌てて「麻衣ちゃん、どうしたの?」と駆け寄ると、麻衣ちゃんは不意に頭を上げ、暗い目で涼子さんを睨むのです。
「麻衣ちゃん?」強い視線に思わずたじろぐと、麻衣ちゃんは早口でこう言いました。
「この唐揚げ、味が薄いわね。ひろくんはもっとにんにくを効かせた唐揚げが好きなのよ」
声も普段の麻衣ちゃんのものではなく、明らかに成人した女性の声でした。
椅子から降りた麻衣ちゃんは窓辺に行くと、カーテンを引っ張りました。「このカーテンも趣味が悪いわ。ひろくんはもっと落ち着いた色が好きなのに」
(亡くなった奥さんが来た!)
涼子さんは恐怖で身も凍る思いでした。

しかし、弘樹さんが帰ってくると、麻衣ちゃんは普段の様子に戻り、「パパー、お帰りなさい」と抱きつきました。(あれは一瞬のことだったのかしら。ならいいけど)とホッとしたのも束の間、次の瞬間、涼子さんはさらなる恐怖に襲われたのです。
「ただいま。和美、寝てなくていいのか?」
和美とは亡くなった前妻の名前です。「寝てなくていいのか?」は白血病で亡くなった彼女の体調を案じてのことでしょう。
「弘樹さん、何を言うの?」
震える声で涼子さんが訪ねても、弘樹さんには聞こえない様子。
「やっぱり和美が家にいてくれると落ち着くな。和美の入院中は本当に寂しかったよ」
気を失いそうになるのを必死で持ちこたえた涼子さんは、電話占いニコールにお電話をくださいました。

霊視してみると、和美さんの未練の念と涼子さんへの憎悪の念はかなり激しく、このまま放置しておくと大変な事態を招くことが予知できました。私は除霊のため必死で念じ、霊を説得しましたが、なかなか納得してくれません。「弘樹の妻は、麻衣の母親は、私しかいないのよ!」霊の発するあまりにも激しい念に痛みさえ覚えながらも、私は問いかけたのです。「貴女が成仏できずにいると知ったら、弘樹さんはどんなに悲しむでしょう。涼子さんを苦しめる貴女に対し、憎しみを抱くようになるかもしれませんよ」
すると、霊はさめざめと泣き始め、しばらく経って「成仏させてください」と自ら頼んできたのです。
長い祈祷の末、和美さんの霊は霊界へと旅立ちました。その後、涼子さん一家に異変が起きることはなくなり、幸せに暮らしているそうです。

このように前妻や元の彼女、彼を好きだった女性が亡くなっている場合、霊の嫉妬と未練の念が渦巻くことがあります。電話越しに除霊できますので、ぜひ電話占いニコールまでご相談ください。

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